こんにちは。
小林です。
今回は前回の続き
E231系500番台について
お話しします。
今回はE231系500番台の編成中に組み込まれていた
6扉車から4扉車への置き換えについてお話します。
前回はこちら
「JR東日本E231系500番台とその特徴」
過去記事はこちら
「JR東日本E231系電車とE231系0番台・800番台・900番台の特徴」
6扉車から4扉車への置き換えとサハE231-600番台と同4600番台の登場
山手線にホームドアを設置することが決定し、
6扉車(サハE230形)ではホームドアとの位置が合わなくなってしまうため
編成に組み込まれていた6扉車2両は4扉車(サハE231形)2両に
順次置き換えることが発表されました。
置き換えは2010年春に始まり、
その置き換えられた6扉車は廃車になりました。
しかしまだ新しい6扉車を廃車にするのはもったいないので
その廃車を無駄にすることなく一部の部品(ドア・液晶モニタ・台車)は
置き換え用の4扉車に流用しながら製造され、
2011年秋に全編成4扉車への置き換えが完了しました。
なお編成中に組み込まれた4扉車は7号車と10号車とで仕様が異なります。
サハE231-600番台
7号車に組み込まれ、外見はE231系と同様ですが内装は次形式のE233系に準じています。
サハE231-4600番台
山手線に新型車両の導入による転用改造を前提に製造され
10号車に組み込まれました。
構造はE233系に準じており
11号車寄りのドア位置や窓配置が異なりいびつな形になっています。
これはリフレッシュ工事で田端-田町間で京浜東北線or山手線と線路を共有した際に
京浜東北線(をはじめとするE233系)が運転台のある
10号車の乗務員室後ろのドア位置が後退している構造と重なるため
その位置に合わせる関係でこのような形になっています。
余談ですがE233系の乗務員室後ろのドア位置が後退しているのは
乗務員室の面積を広く取り、万一の衝突時の衝撃を和らげる
クラッシャブルゾーンが設けてあるからです。
この後も500番台を含めE231に動きが盛んになります。
次に続きます。
次記事
山手線E231系500番台と中央・総武緩行線0番台の転用
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小林