ロッキードC-5Mスーパーギャラクシー超大型長距離輸送機

こんにちは。
小林です。

今回はC-5Mスーパーギャラクシーについて
お話しします。
いずれも撮影は横田基地です。

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C-5Mスーパーギャラクシーをより魅力的に撮影するコツ

SLT-A58 (200mm, f/5.6, 1/400 sec, ISO100)

・滑走路先端を過ぎたあたりから撮影する
・斜めから撮影する
・近い場合は広角レンズを使うと
遠近法が強まりより迫力が増す。

C-5Mスーパーギャラクシーの特徴

SLT-A58 (135mm, f/14, 1/400 sec, ISO200)

元はC-5A,C-5Bギャラクシーとして1968年(C-5Bは1985年)に登場した戦略輸送機で
当時世界最大の輸送機と言われました。
戦車や航空機・ヘリコプターなどの輸送も行われます。

今回ご紹介のC-5Mスーパーギャラクシーは比較的機齢が若いC-5Bをベースにエンジンの交換と主翼の強化・コクピットをデジタル化し近代化改修(ビフォーアフター)され登場した輸送機です。

ちなみに改修前の旧型エンジンは特徴ある
エゴくて甲高い音を響かせていました。

C-5Mスーパーギャラクシーになってからは
エンジンが交換されエゴい音が無くなり
静かになりました。

以上YouTubeチャンネルから
(2点とも @235FireFly )

-以下wikipediaから抜粋-
詳細はwikipediaを参照

アメリカ本土から世界中何処へでもアメリカ軍全ての装甲戦闘車両と航空機が運べ、その中には74トンの架橋戦車などの戦闘設備も含まれている。ペイロードはアメリカ軍の輸送機としては最も大きく、主力戦車2両分に相当する約122トンもの貨物が搭載可能である。その大きさを生かして、1974年にはミニットマンICBMを空中から発射する試験を行った。

機体は、軍用輸送機として一般的に採用されている形状である。主翼は高翼配置、後退角を採用し、角度は25度である。主翼内部には12個の翼内タンクが内蔵されており、機首上部、操縦室後方には空中給油を受けるための給油リセプタクルも装備されている。なおこのリセプタクルは機体中心線よりやや右に設けられている。尾翼はT字尾翼を採用。エンジンは、ターボファンエンジンを主翼パイロンに4基搭載している。

C-5A/Bの貨物室は幅5.8m、高さ4.1m、長さ37.0m(+ランプ部7.2m)という巨大なもので、前後にローディングランプ付の貨物扉を持つ。その胴体形状は下が広いオムスビ型が特徴的であり降着装置(ランディングギア)には均等に重量配分ができる様、28個もの車輪が備え付けられている。また、この降着装置には「ニーリング(英:kneeling/ひざまずく)システム」と呼ばれる機構があり、貨物の搭積時には着陸装置を伸縮させる事により機体の床位置を下げる事(低床化)により作業の効率化が図られており、同時に最小縮位置で運搬用トラックの荷台と同じ位置になる様設計されている。
-中略-
積載物を降ろしつつ搭載が可能である貫通式貨物室を採用。前部と後部に油圧式大型開閉扉があり、この前後開閉扉は、搭載作業の障害にならない様、貨物室の最大幅、最大高まで開くように設計されている。これにより作業の迅速化も図られている。また、機内の一部は2階建てとなっており、上部デッキには兵員73名が搭載可能である。なお、この上部デッキは機体重量バランスの関係上、操縦席の後方ではなく、機体後方部に位置している。

800箇所の場所を試験し、そのデータを分析、不調を検出する解析装置MADAR(Malfunction Detection Analysis And Recording/故障発見解析記録装置)システムを装備し、このデータはFRED/フレッドと呼ばれ、乗組員に周知されている。C-5は維持・整備に多大な労力を要する兵器であり、1996年の記録によると、1飛行時間(フライトアワー)ごとに、A型は46マンアワー、B型は16.7マンアワーもの整備を要していた。

C-5A
C-5A初期生産型。1969-1973年までに81機製造。1970年代中盤に主翼付け根にヒビが発見された為、搭載制限措置が取られた。1981-1987年に主翼交換プログラムが実施された。2015年5月20日にアメリカ・ウエストバージニア州空軍(ANG)第167空輸航空団(167AW)から、最後のC-5Aである「69-0009」が退役した。

C-5B
C-5B主翼、エンジンを改良されたC-5A GE TF39-GE1Cへの換装、アビオニクスの改良を行ったタイプ。50機製造。

C-5C船舶運搬用に改修されたほか、NASAの大型貨物輸送任務のために、2機のC-5Aを改造して製作。運用は空軍が行っている。

C-5M スーパーギャラクシー
1999年よりC-5の延命と近代化改修を目的として開発が進められていた最新型で、2006年5月16日に初号機がロールアウトした。この改修によって、離陸性能が30%、上昇性能が38%改善され、整備性と稼動率も大幅に向上した。アメリカ空軍では、現在でも現役で運用されているC-5のうち52機(C-5A:1機、C-5B:49機、C-5C:2機)をC-5Mへ改造する計画で、今後25年間はC-5を運用する方針である。 主な改修点は以下に示す。グラスコックピットの導入
最新の航法・通信システムの導入
エンジンをGE CF6-80C2へ換装

C-5Mスーパーギャラクシーの撮影場所

DSLR-A900 (35mm, f/7.1, 1/400 sec, ISO100)

いずれも瑞穂町で撮影
1・3枚目:みずほエコパーク駐車場
2枚目:むさし野の国道16号八高線立体交差付近

C-5Aの退役,C-5Bの改修が進み旧型エンジンの甲高い響きは聞けなくなってしまいましたが
改修されたC-5Mの末永い活躍を見守っていきたいと思います。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

小林