35mm判50mm F1.4の今昔:昔ながらの小型タイプと近年の高画素化に対応した高解像度を追求した大型タイプ

こんにちは。
小林です。

今回は昔ながらの35mm判・35mmフルサイズ用標準レンズ
50mm F1.4の今と昔の比較についてお話しします。

目次

従来から発売されている50mm F1.4

35mm判の標準レンズとも言われる50mmは
F1.4という明るさを誇りながらも手のひらに収まる小型軽量なのと
価格がリーズナブルで手が届きやすく使い勝手が良いレンズでした。

早い話が人間の視覚に限りなく近いことから設計がシンプルだったのと思われます。

現役の従来タイプの主な50mm F1.4ラインナップ

ソニー 50mm F1.4 SAL50F14(Aマウント)


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ソニーが2006年旧コニカミノルタ(以下KM)からカメラ事業を引き継いだ際
ブランドが変わるも設計はKM時代と変わりません。

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Canon(キヤノン) EF50mm F1.4 USM


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現行モデルは1993年発売で以来25年間標準レンズの定番に君臨しているロングセラーです。

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Nikon(ニコン) AF-S NIKKOR 50mm F1.4G

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2008年発売。
長いニコンの歴史の中で幾多の改良を繰り返し、
超音波モーター搭載モデルとなって今日に至ります。

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ペンタックス FA50mmF1.4

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1991年発売という各メーカーの現行モデルでは最古参。
デジタル時代になって無用の長物になりかけていましたが
フルサイズ機「K-1」の登場により50mm単焦点レンズの存在価値が見直されました。
詳しくはこの記事を参照↓
酔人日月抄:「標準レンズ」に返り咲いた老兵 FA50mmF1.4はPENTAX K-1に良く似合う

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最近の大口径化した主な50mm F1.4

デジタル時代になって以来ここ数年はフルサイズで3000万画素以上のカメラが続々誕生し、
従来設計では高画素に対して十分な画質を発揮しにくいからか
それに対応すべく非球面レンズの採用や大口径化(フィルター径φ72-77)された
大型モデルが続々誕生しています。

近年のデジタル対応の高解像度化・大型化した50mm F1.4ラインナップ

ソニー Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM SAL50F14Z

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2013年発売
高解像度とボケ味を追求するために非球面レンズ2枚を組み込み
周辺光量の確保からフィルター径φ72の大口径化で高画素化に対応した設計の結果
従来タイプより一回り大きくなりました。

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シグマ 50mm F1.4 DG HSM Art [キヤノン用]

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2014年発売(他にシグマ・ニコン・ソニーEマウント用があります)
50mm F1.4単焦点において初めてSLD(特殊低分散)ガラスが採用され
近年の高画素化において求められる徹底的な収差補正・きれいなボケ味・高解像度化など
描写性能を大幅に向上させています。

関連記事(ソニーEマウント用)
シグマ(SIGMA) 50mm F1.4 DG HSM Art~ソニー Eマウント用~:5月25日発売-高画素化に対応した設計・当商品の口コミ

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おわりに

昔から標準レンズと言われた50mm F1.4
カメラの高画素化によりそれなりの高解像度に磨きがかかり
大口径モデルの登場で技術の進歩が垣間見れます。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

小林