シグマ 105mm F1.4 DG HSM | Art と ニコン AF-S NIKKOR 105mm f1.4E ED の違いを比較しました

こんにちは。
小林です。

今回はシグマ 105mm F1.4 DG HSM | Art (2018.6.14新発売) と
ニコン AF-S NIKKOR 105mm f1.4E ED の比較について
取り上げます。

目次

シグマ 105mm F1.4 DG HSM | Art「ボケマスター」の特徴

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シグマ 105mm F1.4 DG HSM Art キヤノン用

価格:171,836円
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天体写真向けに極限まで収差補正された設計

星野写真や星景写真においての撮影条件は収差や周辺光量の低下(口径食)や
歪曲などの影響がモロに現れやすいものです。

それを防ごうとしてFLDガラス3枚、SLDガラス2枚、非球面レンズ1枚を効果的に組み込み、
さらに口径食の解消にレンズ口径をフィルター径φ105分広げた結果総重量約1645gという大きめのレンズに仕上がりました。

ボケマスターの名のもとにレンズの群数と枚数が多め

「ボケマスター」の名にふさわしくボケ味と高解像度の両立を追求した結果
単焦点中望遠では異例の12群17枚のレンズ構成となり
絞り開放で撮影するには合焦範囲がかなり狭いので
その際は慣れるまで三脚を使用した方が無難でしょう。

結論

この「ボケマスター」こと105mm F1.4 DG HSM | Artは
設計・開発に携わった担当者に天体写真の趣味を持つ人がいたこともあり
徹底的な収差補正・高解像度の追及・周辺画質の劣化の徹底的な解消しつつ
ポートレート撮影時のボケ味を強化を両立させるいいとこどりを実現しました。

大きく重い秘密に画質優先のこだわりや執念が詰まった1本だと思います。

ニコン AF-S NIKKOR 105mm f1.4E EDの特徴


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開放F値1.4の明るさを確保し、それによる収差を徹底的に補正するために
EDレンズを3枚組み込み解像度の向上が図られました。

絞り開放からシャープな描写

風景の遠景において無限遠で絞り開放から高解像度を確保しシャープな描写を実現し、
絞りを1-2段絞り込めば描写がより引き締まります。

結論

「三次元的ハイファイ(高再現性)」を受け継いだ
ニコン AF-S NIKKOR 105mm f1.4E ED は
シャープネスを追求した設計で
細部の高解像度にこだわった1本だと思います。

両モデルの結論

両社との比較をした動画がありましたのでこちらから。


@883 Enif

動画を見た限り改めて比較しましたが105mmF1.4において
シグマArtシリーズとニコンとでは大きさだけでなく設計が明らかに違う事を実感し
シグマはボケ味派・ニコンはシャープ派と
好みやセンスに応じてハッキリと棲み分けできるものと思います。

つまり、ボケ味・解像度など高画質を最大限に引き出すには
ボディを大きく設計し余裕を持たせることが大事と改めて気づかされました。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

小林