こんにちは。
小林です。
うれしいニュースが入ってまいりました。
武蔵野線205系336両をインドネシアに譲渡する旨の申し入れがあったとのことです。
2018/01/11
インドネシア PT. KCI 社本社にてPT. KCI 総裁のFADHILA氏と弊社代表取締役 田部井幹雄がJR205系 武蔵野線336両納入の契約を交わしました。ジャグロトランスの所掌は車両購入、車両のON-RAILでの引取り、新潟港への陸送、輸出通関、船積み、海上輸送、揚港での荷揚げ、輸入通関、車両基地への納入、製品試運転、品質試験合格証入手までです。
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目次
はじめに
武蔵野線の205系の離脱が近づき
そのタイミングでインドネシアから武蔵野線205系336両を受け入れる旨を打診され
JR東日本もこれに了承したとの事です。
336両÷8両=42本、
つまり武蔵野線に在籍する205系全部が譲渡されるとの事です。
武蔵野線205系の写真と仕様
生え抜き車に加え、大部分が山手線からの転用車とバラエティーに富んだ武蔵野線205系
まさに205系のパラダイスです。
しかし置き換えが迫っているので記録はお早めに。
写真はすべて東浦和-東川口で撮影
生え抜き車(0番台・界磁添加励磁制御・M62-65編成)
丸顔の205系生え抜き車 M65編成 2018.1.9
1991年秋に8両5本が製造された205系編成単位での最終グループで乗り入れ先の京葉線東京口の勾配対策として
6M2Tのハイパワー編成で構成されています。
南武線からの転用車(0番台・界磁添加励磁制御・M51・52編成)
元南武線の車両で構成されたM52編成 2017.11.28
2015年春に武蔵野線増発対応として南武線でE233系投入で余剰となっていた205系を受け入れ編成替えをしたのち投入されました。
原型顔ながら0番台で界磁添加励磁制御の6M2Tハイパワー編成(パンタ3基)・同線205系で初のシングルアームパンタ搭載車で
後述の5000番台を含む編成との違いはパンタの形状と本数で容易に見分けられます。
VVVF改造の5000番台を含む編成(4M4T)
山手線などからの転用改造の際、電動車不足対策として4M4Tでも京葉線東京口の勾配をクリアできるよう、パワーが強く勾配粘着性能の高いVVVFが選ばれました。
205系VVVF改造車は全国でも武蔵野線のみで、上記の特殊事情によって生まれました。
M2編成 全車ドア窓が大きいタイプ 2018.1.9
2002年春中央・総武緩行線から転用された初期改造車でもうすぐ16年になります。
M24編成 全車ドア窓が小さいタイプ 2017.11.28
山手線の同一編成から改造されたもので編成美が保たれています。
しかしこの編成が近いうちに離脱する?とまで言われE231系が2本やってきたことでそれが現実味を帯びています。
武蔵野線205系の異端編成 M35編成 2018.1.9
この編成は元々はM61編成でしたが、電動車不足により電動車2両と付随車2両をトレードしたうえVVVF改造され、
丸顔+VVVF改造車といういわゆる「顔詐欺編成」と呼ばれています。
その中間付随車は元山手車でドア窓が小さくリンク先で紹介した寄せ集め編成とは真逆のパターンです。
ちなみにM61編成から分かれた電動車2両は寄せ集めM32編成の6・7号車に組み込まれ、
1-3・8号車が小窓・4-7号車が大窓という「ゲテモノ編成」と呼ばれる興味深い編成となっています。
おわりに
E231系の登場で205系の牙城も
そろそろ崩れ始めようとしています。
しかし全車インドネシアに渡る模様なので
先に渡った車両と共に異国の地で再結成され
より一層華やかになります。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
小林