中央線快速電車に2023年グリーン車導入へ-今年度から普通車にもトイレ設置

こんにちは。
小林です。

2023年度末より中央線快速電車において
グリーン車(以下G車)導入と今年度から普通車のトイレ設置を行うとの発表がありました。

2018.3.26 飯田橋付近 ISO200 1/400 F4.5

詳細はこちら
JR東日本プレスリリースから
中央快速線等へのグリーン車サービス開始時期および車内トイレの設置について

今回はネットからの情報を中心に
判明している分を取り上げていきます。

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目次

はじめに

2015年頃に中央線快速電車にG車を2020年頃に導入する旨の発表がありましたが
バリアフリーなどの設備改良までに時間を要するとのことで
2023年度に延期されるとの事です。

グリーン車の仕様

中央線快速電車では混雑が著しく、片開きドアでは乗降に時間がかかりやすいことから
乗降時間短縮を図るべく両開き式が採用されるとの事です。
組み込み位置は4・5号車で、既存の車両に2両増結の12両編成
(分割編成は4+8)になります。

運用区間

中央線快速(・中央本線)東京-高尾-大月間と青梅線 立川-青梅間に限定され、
その暁に五日市線武蔵五日市-中央線東京を結ぶ運用は消滅の可能性が高いです。

普通車のトイレ設置

中央線快速電車による東京-大月間の長距離運用が多く、遠距離通勤などで通しで乗る場合に
トイレが設置されることで急に催した場合でも安心です。

中央線におけるG車導入メリット(筆者の意見含む)

快適に座って通勤できる

混雑率の高い中央線において全列車まんべんなく優等車が組み込まれることにより
ライナーを待たずに、またどの駅からも乗り降りが可能になります。

グリーン車(イメージ)

両数が増えて1編成の定員が増える

過密ダイヤの中央線において両数を増やせば
あえて列車を増発せず1編成の列車でより多く目的地へ運べるようになります。

中央線におけるG車導入のデメリット(筆者の意見含む)

地上設備の改修が必要

両数が増える分ホームの延伸が必要になり、僻地の御茶ノ水駅は延伸する余裕がなく
工事が実行されなかった場合ホームからはみ出た部分は締切扱いされる可能性があります。

御茶ノ水駅

基本編成側の補助電源装置の給電容量が不足する

分割編成の場合6両の基本編成に260KvAの大容量補助電源装置SIV(静止型インバータ)が1台搭載していますが
G車を組み込んだ場合にこの1台では不足するので新たに別の車両の空きスペースに補助電源装置の追設が考えられます。

おわりに

筆者は中央線快速にG車導入計画があると聞いたときはかなり違和感がありましたが、
5方面路線(東北&高崎・常磐・総武・東海道&横須賀・中央)の普通列車で中央線にG車が導入された暁には
5方面=G車付きの法則が完成することになるでしょう。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

小林