こんにちは。
小林です。
立山黒部アルペンルートの足として活躍した
関電トロリーバスが11/30を以って
54年の活躍を終えました。
今回はその話題を中心に取り上げます。
扇沢にて 写真はすべて2006.4.28撮影
目次
はじめに
北アルプスを貫く山岳観光路「立山黒部アルペンルート」で、架線から電力供給を受けて道路を走る「関電トンネルトロリーバス」が30日、54年の歴史に幕を下ろした。老朽化などが理由で、来年4月からは電気バスに姿を変える。
立山黒部アルペンルート名物として
半世紀以上にわたり活躍を続けてきた
関電トロリーバスが11/30夕方を以て
運行を終了しその歴史に幕を下ろしました。
明日11月30日㈮、遂に涙のラストラン!Forever!関電トロリーバス・・・トロリーバスに替わり、来年から新たに活躍する新型電気バスの解説も、黒部ダム駅に掲示されておりましたが・・・関電トロリーバス54年の輝かしい歴史は、新型電気バスになっても変わる事はないでしょう! pic.twitter.com/H869dN6BrM
— ジョリートロリー (@bli1TBPrsEShCWz) 2018年11月29日
来シーズンからは電気自動車(EV)式のバスに変わり
それに先立ってお披露目されています。
トロリーバスの概要
@every dayday
トロリーバスは無軌条電車、いわゆる鉄道の仲間で
架線から電気を取り入れて走る仕組みの車両で
新交通システムの先駆けと言えましょう。
運転のしかたはディーゼルのバスとさほど変わりなく
シフトチェンジがない分オートマチック車に似ています。
最後の形式は300形で
1993-96にかけて導入されていました。
しかし近年では老朽化と設備のメンテナンス費用がかさむこともあり
11/30の黒部ダム発扇沢行きの最終便を以て運用を終了しました。
この廃止によって同じ立山黒部アルペンルート内にある
立山トンネルトロリーバスのみとなります。
参考:立山トンネルトロリーバス
関電トロリーバス最後の活躍の様子
いよいよ明日で引退する関電トロリーバス。なかなか乗る機械がなく、ギリギリ間に合いました。 pic.twitter.com/xpIUJCppyR
— わらびもち (@tNXgQtK33sUekKV) 2018年11月29日
「トロバス ラストイヤー」の
列車でいうヘッドマークが装飾され
惜別ムードひとしおでした。
扇沢駅に留置されている、三菱ふそう・初代ファイターをベースにした高所作業車。
個人的にはトロリーバスよりも、こちらのトラックの去就が気になりました。
中の人によると残念ながら引退するとのことです…。 pic.twitter.com/Y7s0Q3ONfA
— 移籍車追っかけ (@UiUSisekisya) 2018年11月30日
年代物の三菱ふそうファイター高所作業車
架線など電気設備のメンテナンスに使われていましたが
その役目を終え引退するとのことです。
2018年11月30日をもって廃止となった関電トロリーバスの電車線。
#土曜日のがいし pic.twitter.com/NHaGMNNgfb
— 大宮技セ (@miyanin1) 2018年12月1日
複雑な作りのトロリーバスの電車線
屋外でこの設備も見納めです。
おわりに
立山黒部の環境に配慮した関電トロリーバス
老朽化と技術の進歩でこの度廃止となり
それに代わり来春は蓄電池方式の電気バス(EV)に
バトンタッチし引き続き黒部ダム観光の足を繋いでいくでしょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
小林