こんにちは。
小林です。
2020年度導入予定のE235系近郊型について
詳細がいくつか明らかになりましたので
それを中心に取り上げます。
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2018.9.3 鉄道の動き(1):E235系近郊型2020年に導入へetc
目次
JR東日本プレスリリースから
JR東日本では、安全・安定性、快適性を高め、安心してご利用いただける鉄道づくりを推進し、輸送品質の向上を追求しています。
このたび、横須賀・総武快速線用に、山手線に導入しているE235系車両を新造・投入することとしましたのでお知らせします。
新型車両は、モニタリング技術を活用し、常に車両や設備の状態監視を行うことで安全性・安定性の向上を実現します。加えて、停電などの異常時を想定し、最寄駅等まで走行可能な非常走行用電源装置を搭載します。
また、デジタルサイネージの搭載や案内画面の大型化、グリーン車での無料公衆無線LANサービスの提供や各座席へのコンセント整備など車内設備の充実を図ります。
日を追うごとに横須賀線・総武快速線向けのE235系の詳細が
徐々に明らかになってきます。
画像の引用元はこちら
横須賀線・総武快速線向けE235系の概要
YouTubeから:【迷/名列車で行こう番外】横須賀・総武快速線に導入されるE235系ってどんな車両?
@TJ8111F
横須賀線・総武快速線向けE235系について
動画で詳しくまとめられています。
製造両数
基本編成11両x51本・付属4両x46本の系745両で
既存のE217系と同数(±0)です。
普通車はオールロングシート化
千葉・成田寄りの基本編成9-11号車はセミクロスであるが
混雑対策や需要の少なさ・製造のコストダウンを図った結果
普通車全車がロングシートとなる模様です。
普通車各車両にフリースペースを設置
車いすやベビーカー利用客の他
成田空港利用客でトランクなど大荷物を持った方でも
より使いやすくなります。
近郊型初の車内液晶モニタ・デジタルサイネージ採用
通勤型と同様、ドア上に21インチ液晶モニタを2台搭載し
広告や運行情報を分かりやすく表示するほか
デジタルサイネージの設置で豊富な情報が提供されます。
すべて車いす対応大型トイレを採用
本形式初のトイレは普通車はすべて大型・洋式化し
車いす利用者にも対応しバリアフリー化が図られました。
半自動ドア開閉ボタン設置
東京・市川などの列車退避や始発・終着駅での長時間停車において
不必要なドアオープンを解消し車内の温度を維持します。
各車両に防犯カメラ設置
車内犯罪の抑止を図るため今後の車両に標準装備となる
防犯カメラが当車両にも全車に設置されます。
グリーン車はWi-fi・コンセント設置
ビジネス客など車内でノートパソコンで作業するときなどに
車内Wi-fiとコンセントが利用でき大変便利です。
非常用電源装置搭載
万が一停電事故が起きた場合に
蓄電池による電源供給で最寄駅・安全な場所まで
自走できるようになります。
主要機器の二重化
E233系で培った主要機器の二重化により
故障に強い車両のコンセプトを踏襲しています。
筆者の私見
普通車オールロングシート化が惜しい
先代の113系の名残であるセミクロスシートが3両だけ
残っていたものの混雑時にそれがネックとなり
普通車はオールロングシート化は致し方ないです。
グリーン車はサービス向上
車内Wi-fiとコンセントの設置はビジネス客はおろか
車内でスマホやタブレットのモバイル機器での
モバイルデータ消費を抑え充電もできるので
利用者にとっては大助かりです。
またシートも柔らかくなり腰への負担も減り
利用した時の費用対効果も高いです。
電動車比率がアップ
E217系では基本編成が4M7T・15両で6M9Tに対し
E235系は6M5T・15両で8M7Tにパワーアップするので
起動加速度や登坂能力が向上します。
おわりに
最新技術を盛り込んだE235系の導入で
横須賀・総武快速線がより便利で快適に
発展していくことを期待している限りです。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
小林